2018/6/22
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MONKY

fun time rollツアーより@静岡富士すみやグッディ『路地』
今月も旅が多い。
家に帰って荷物を解いたと思ったら、また詰め直して出発!というのを繰り返している。『FUN TIME ROLL』ツアーと学校公演で移動と演奏の日々。
そして旅先で時間が空くと散歩する。
路地が多い町が好きだ。
散歩中、路地があると用もなく入ってみる。
古い住宅が並ぶ路地もいいし、スナックや居酒屋がポツポツとあるような路地もいい。路地を入って行って奥まったところに小さな神社がある、なんてのに出会ったら嬉しい。
酔っ払い達の喧騒と足跡が染み込んだような歪んだ路地。
そんな路地に漂う、酒と湿気くさい生活臭が混ざった匂いを嗅いで、路地の人間模様を想像して愉しむ。
また、その暗い路地の先に、摩訶不思議な店があるような気がして、進んで行くと突き当たりに古いドアがある。
ガチャリ。
店に入ったら、マスターがグラスを拭きながら、「お待ちしてました。まぁそちらにどうぞ」とか言うのでカウンターに座り、初めて来たのに何故か、その席にいつも座ってたようなデジャブな感覚でいると、カウンターにさっとビールが置かれて、ぐびぐびと飲む。
するとマスターが、「ここでは運命の再選択ができて、自分が指定した過去に戻って、選択をやり直すことができます。どこに戻りますか?」と言う。
おれは「もしbbbbをやってなかったら、どんな人生なんだろう?」
「ではその時点に戻りましょう」と言うと、店の壁はたちまちにグニャグニャになり、床も天井も無くなり、入口のドアだけが形を保っている。
怖くなってそのドアを開けて外に出ると、そこは路地ではなく、大学の頃に住んでいたアパートの二階の廊下だった。
薄暗くてライトもないジメジメした廊下。
ノイローゼ気味の老婆が少しドアを開けてこちらを見ている。
やはりここはあのアパートらしい。
おれはそのまま玄関を出て、懐かしい空気を吸い込む、、、
この調子でどこまでも妄想は暴走する。
路地は妄想と相性がいい。
チェーン店が居並ぶ幹線道路ではこんな妄想は膨らまない。
場所が醸し出す何かに触発されて妄想は生まれるようだ。
映画で、グレムリンが売られていた香港の裏路地の店みたく、路地には不思議の予感が潜んでいる。
そうやって妄想しつつ、全国の路地を散策している天パです。
では下北沢でお会いしましょう〜♪
あ、そうだ!
7月7日の下北沢音楽祭でのパレードが終わった後に、こはぜ珈琲前POP’nステージ(多分、、)で『家永慎也とボディコンシャス』久しぶりに出勤します。w
魅惑のサックスアンサンブルをお楽しみください!www

p.s
『個人活動情報』
7月6日に高田馬場ホットハウスで尺八でJAZZをやる小林鈴勘くんと、バリトンサックスでDUOやります。 小林鈴勘くんはピアノとギターもやるので、どんなセッションになるのかとても楽しみ。ぜひおいでませ。

7月6日(金)『家永慎也 &
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