BS1

「橋下の子」

「天気の子」風に言ってみた。

一体、何の話しかというと、
昔よく言われたアレである。

「お前は家の子やない。橋の下で拾ってきたんや。」

私が小学生時に、オカンが怒った時によく言われていたセリフ。

今の親はこんな事言うのだろうか。
この時代、橋の下で拾うリアリティは無い。

酷い言葉の様でどこかオモロイ。
そして、現実離れしている言葉。

しかし、私の場合に限ってどうやら間違いではない様なのだ。

その証拠に、私の新生児期の写真が無い。
ウソの様なホント。

いや、正確には1枚だけ生後間もない写真が存在する。

しかし、モノクロ写真。
本当に私なのか。
新生児なんて、みんな同じ様な顔つきに感じる。

その1枚の次はいきなり飛んで、3歳時のカラー写真だ。
その写真の子は間違いなく私。
実家の団地の前で撮っているが。

おい。ちょっと待て。
その間はどうした。
1番可愛いであろう1,2歳時はどうした。

そう言えば、私はオカンとは顔も性格も全く似てない。
姉・弟とも似てない。

オカンはダンプカーで竹を踏んでバリバリに割った様な性格。
対して私は蚊さえも仕留めきらぬ大人しい性格。

モノクロ新生児は本物で、理由あって私は有の偽物なのか。
戸籍謄本の山根有は、私ではないのか。

疑念だらけなのである。

皆さんも写真の間隔が大幅に飛んでいる時は、
「橋下の子」を疑ってみては。